2001年、8月の健康教室
 

 
 
性感染症(STD) - 淋菌感染症


 
1・性感染症とは:

性感染症とは性行為およびその類似行為により人から人に感染し伝播する感染症です。
近年増加傾向にあり、若年者での急増が問題となっています。
性感染症には、淋病、クラミジア、性器ヘルペス、コンジローマ、梅毒、HIVなどがあります。
 

2.淋菌感染症とは:

現在性感染症の中でも頻度の多い病気です。
近年、男性では風俗関係の女性の咽頭からの感染が約半数を占めており、性交以外でも感染する危険性が十分あることに注意すべきです。
 

3.症状:

 潜伏期間は一週間以内です。
 典型的な症状は、男性では、外尿道口から濃厚な黄色膿の排泄、排尿時痛、外尿道口の発赤などです。炎症が波及すると精巣上体炎、前立腺炎などを合併し高熱が出現します。
 女性は、男性に比較し感染しても一般に症状が乏しく気づかないことが多いのが特徴です。時には、黄色膿性帯下、子宮頚管の発赤・腫脹を認めます。また、子宮内膜炎、卵管炎を起こし不妊の原因となる恐れもあります。また、妊婦の産道に淋菌が存在すると出生時に新生児が淋菌性結膜炎を発症します。
 

4.診断:

 1) 問診
 2) 視診
 3) 尿検査・尿グラム染色・ 尿培養検査、
 

5.治療:

 抗生物質の内服。期間は症状に応じ1週間から2週間。
近年耐性菌が問題となっており、一頃前まで特効薬とされていた抗生剤が効かなくなってきている耐性菌が急増しています。このような場合は菌の感受性検査の結果を踏まえ薬剤を変更したり、時には注射による治療も必要になります。
 
十分な水分摂取が必要です。
 
また、治療中にアルコールを飲むと抗生剤の効果が不十分となりますので、やめてください。
 
ピンポン感染について:パートナーが同時期に治療を行わないと、再び相手から感染を受けることになります。したがってパートナーも同時期に治療する必要があります。
 
 
 


 
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