2001年、7月の健康教室
 

 
 
脳血管障害


 
1. 脳とは

脳は,生命を維持するのに必要な全ての命令を下す大事な臓器です。また,脳のどこで何の命令をするか役割がきっちり決まっています。
2. 脳の血管

大事な脳が絶え間なく働くために栄養を送っているのが脳の血管です。脳のある血管がつまったり,破れて出血したりすると,その血管から栄養をもらっていた領域の脳が障害され,そこの働きが悪くなってしまいます。
3. 脳梗塞

脳梗塞とは,脳の血管がつまって血が通わなくなってしまう状態です。脳梗塞には脳血栓と脳塞栓症があります。
 
脳血栓症:
  脳の血管の動脈硬化でだんだんと(数時間から数日)血管がつまっていく。
  脳塞栓症:
   心臓側の血管ないしは心臓自体からはがれた栓子が脳に飛んでいって血管がつまる。症状は突然おこる。
  原因:
   内頚動脈狭窄,心房細動,心臓弁膜症。脂肪,空気,腫瘍など
 

4. 脳出血

脳出血:
  脳の血管が破れて脳の中に出血する。症状は突然起こる。
   原因:高血圧が70〜90%
慢性硬膜下血腫:
  頭部を打撲して数週から数ヶ月して,次第に硬膜下に血液がたまり,脳を圧迫し症状を起こす。
   治療:手術
くも膜下出血:
  突然の今まで経験したことの無いほどの激しい頭痛。
 

5. 脳血管障害の診断

   1. 症状  2. 身体所見 3. CT  4. MRI   5. 脳血管造影
 

 

6. 治療

   急性期: 手術
        血栓溶解剤(発症6時間以内)
   慢性期: リハビリテーション
 

7. 予防

*動脈硬化をきたす疾患(高血圧,糖尿病,高脂血症など)を
 きちんとコントロールする!
*心疾患で心臓内に血栓がある場合はワーファリン内服
 
 
 
 


 
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