2001年、6月の健康教室
 

 
 
高脂血症


 
1. 高脂血症とは

 血液中の脂肪分が正常な範囲を超えて異常に高くなる状態をいいます。 コレステロールが増加した場合を「高コレステロール血症」,中性脂肪が増加すると「高中性脂肪血症」,コレステロールと中性脂肪の両方が高い場合もあります。  コレステロールは総量だけでなく種類とバランスも重要です。コレステロールの中でもLDL-コレステロールは「悪玉」と呼ばれ,高すぎると危険です。一方,HDL-コレステロールは「善玉」と呼ばれ,低いと問題です。
 

2. 高脂血症の診断基準

 

3. コレステロールが多いとなぜ悪いの?

高コレステロール血症をほうっておくと,血管の内側に次第にコレステロールがたまります。そして,血管の壁が厚くなり,血管の内腔が狭くなり血液が流れにくくなる「動脈硬化」をおこします。

動脈硬化が進行すると,重要な臓器に障害が生じます。心臓の血管に動脈硬化が進むと,血液が流れにくくなる狭心症や,完全に血管がつまってしまう心筋梗塞が起こります。

 

4. 高脂血症の治療基準と目標

  冠動脈疾患の予防,治療の観点からみた日本人の高脂血症患者の管理基準
 

5. 高脂血症の治療

 1. 食事療法
      高脂血症の治療の基本は食事療法です!

 ポイント!
  *腹7分目!
  *3食きちんと食べましょう。
  *カロリーをおさえましょう。
  *コレステロールの多い食品は避けましょう。
  *動物性脂肪を控えめにし,植物性脂肪を。
  *植物繊維をたくさんとりましょう。
  *塩分をひかえめに。
  *1日のアルコール量は,ビールなら大ビン1本,ウイスキーならダブルで1杯,日本酒なら1合までです。
  *甘いものはひかえましょう。どうしても食べたいときは洋菓子より和菓子の方がカロリーがすくなくてすみます。
 2. 運動療法

     *散歩(軽く汗ばむくらいの早歩き)がおすすめ!
       1日30分 週に3-4日
     *ずっと続けましょう!

 3. 薬物療法

     *薬による治療をはじめても,食事療法と運動療法は必要です。
     *薬は指示どうりに正しく服用しましょう。

 
 
 
 


 
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